中国大連にて情報系技術の現地指導(オフショア開発)を行っている「ぎゃわ」の雑記帳。日本語で話しかけてくる現地技術者達に負けずに、中国語で会話するのが当面の目標。※10月から新たなスタートを切りました!
by gyawa
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オフショア開発
オフショアリングという言葉を聞いたことがあるだろうか?国外の安い人件費を求めて、国内から業務を委託することであり、(製造業では当たり前となっている感じだが)IT業界ではまだまだ未成熟の製造手段である。そして、それは現実として多くの企業でうまくいっていない…。

そんなオフショア開発に現地で携わっているgyawaであるが、問題は日本人特有の行間を読むという行為にあるのではないかと思っている。この行間を読んで自分なりに正しく解釈するという行為は、日本人特有の技であり、「それぐらい自分で考えろ!」と指導され続けてきた文化の産物である。そのため、少々設計書に難があったとしても、日本人だとそこそこ作れてしまうのだ!だが、この作れてしまうことがオフショア開発において厄介な問題となる。

国外に仕事を発注する場合、今まで日本でやってきた担当者は、今まで通りの(行間を読まないと理解できない)設計書を書いてしまう。だが、それを見た現地の作業者は、行間を読めないため担当者に質問を返す。最初は「これぐらい自分で考えろよ」と毒づきながらも回答していくが、時間と共に増えていく質問に嫌気が差して、次第に回答が疎かになっていく。その結果、製造のペースも落ち、最終的に納期遅延の事態となってしまう。馬鹿みたいに思われるかもしれないが、(gyawaの経験上)オフショア開発に失敗したプロジェクトは間違いなくこの傾向にあると思う。

最近はベトナムに進出する企業も増えてきたが、この問題がある限りはどこでやっても同じなような気がする。質問の回答をどれだけ早く返せるか、そして質問をされないような文章を書く技術が、オフショア開発を成功させる上での重要な要素だと思う。

オフショア開発で大切なのは言葉ではなく回答の早さなのだ!

#ある担当者(日本人)が「この枠の幅をあと4、5cm大きくして」と指示したところ「4cmなのか5cmなのか分からないので決めてくれ」という回答をされたらしい。行間が読めるって改めて考えるとすごいことですね。
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by gyawa | 2005-08-18 20:42 | 働く
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