かなり古めのネタなんですが、今年の4月に中国版消費税(?)の適用範囲の見直しが行われたそうです。gyawaは知らなかったんですが、中国にも消費税っぽいものがあります。対象は主に高級品、宝飾関係や高級車などで生活品にはかかってないとか。これ、日本でも是非こうして欲しいですね。ですが、実はこの中に1点だけ生活品が含まれてます。
そう、「わりばし」です。
日本でも一時期、外食産業のわりばし問題があったかと思うんですが、中国でも事情は同じです。環境配慮の面から急にわりばしの税金が上がってしまって、こちらのお店もさぁ大変。最近は結構、再利用できる箸に切り替えてるところも増えてきました。それでもわりばし使ってるところは使ってます。いわゆる”闇わりばし”とでもいうのでしょうか。
環境配慮の面から木を切らないようにわりばしに税金をかけられると、今までこれで生活してた人は生活できなくなるわけで、かといって他に仕事が有るわけもなくやめると生活ができません。というわけで誰もそんなものに従おうとはしてないそうです。要は彼らにとっては合法か非合法かだけ。むしろ非合法になった分、わりばしの値段が上がって儲けが増えた…そんなところでしょうか。
ただ、お上にばれてしまった場合にはかなり高い罰金を取られるとのこと。でも、そんなもんもちろん支払えるわけありません。で、その罰金をどうやって支払うのかというと、やっぱり木を切って借金返済に充てるしかないのです。わりばしも闇わりばしになって単価が上がれば、彼らにとって切らない理由の方が無いでしょう。まさに負のスパイラルですね。
#日本がいくら環境配慮しても、所詮はあの狭い国土。中国でこんだけ無茶やってると日本の努力なんて誤差に思えて悲しくなってしまいますね。後何年かすれば状況も変わるのでしょうか?(環境の大連なんて言われてるけど、工事&ホコリ多すぎ!コンタクト装備者にとっては苦しすぎます)